
今回、ご紹介するのは、
今村昌弘氏の兇人邸の殺人です。
このミステリーがすごいの4位
屍人荘の殺人、魔眼の匣の殺人に続く
剣崎比留子シリーズの3作目です。
今作も高い評価を得ており
このミステリーがすごい!2022では4位
2022本格ミステリ・ベスト10では3位
ミステリが読みたい!2022では5位
となっております。
今回も設定が面白い
1作目と2作目の次元の元凶となった
班目機関の手がかりを追う中で
今回は兇人邸と言う建物に住む人物に
情報を求めに行きます。
しかしながら、登場人物たちが
建物に入った後、入口が施錠されて
その鍵が取りに行けない場所に移動してしまい
クローズドサークルになって
殺人事件が起こる事になります。
今回の設定もかなりぶっ飛んでおり
殺人事件のトリックも、
その設定が活かされています。
今作では、探偵役の剣崎比留子は
皆から離れた場所に閉じ込められることになり
自分で情報を集められず、
皆の話を聞きながら推理を進めます。
いわゆる、安楽椅子探偵のような形でしょうか。
続きが気になる
今作の最後の最後に、過去作に出てきた
登場人物が再登場しており、
今後、どのように関わって来るのか
続きが気になる終わり方でした。
まだまだ剣崎比留子の活躍は続きそうで
次回作が楽しみです。

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