
年収の平均値と中央値が
報道されていました。
平均年収は433万円
以下の報道によると、2020年の給与所得者の
平均年収は約433万円ということでした。
20年前の461万円から約30万円も下がっています。
年収は下がっているのに、
税金や社会保険料は上がって
手取りはさらに減っていると思います。
国税庁「民間給与実態統計調査」によると、
2022年2月12日 日刊ゲンダイDIGITAL
2020年の給与所得者の平均給与は
433万円(男532万円、女293万円)で、
20年前の2000年の平均461万円(男567万円、女280万円)
から下がっている。
手取りはもっと減っている
たとえば、厚生年金保険料は
2004年から2017年まで段階的に引き上げられて
料率は13.934%から18.3%になりました。
4%強の引き上げですが、保険料は労使折半なので
労働者の負担で言うと2%程の増加です。
20年前の平均年収461万円の2%と言うと、
9万円強も手取りが減っていることになります。
平均値と中央値の違い
平均と言っても、すごく稼いでいる人がいると、
それにつられて平均値も上がってしまいます。
たとえば、年収400万円の人が10人いると
平均値は400万円ですが、
年収2200万円が1人と年収200万円が9人でも
平均値は400万円です。
一方で、中央値はデータを順番に並べた時に
真ん中にある値のことです。
上の例だと中央値は400万円になりますが、
下の例だと中央値は200万円になります。
中央値はもっと低い
年収の中央値は、以下のように報道されており
平均年収の400万円でも恵まれているそうです。
平均433万円といっても、中央値は男性約300万円、
2022年2月12日 日刊ゲンダイDIGITAL
女性約240万円なので、年収400万円はむしろ恵まれている部類に入る。
中央値の共働き夫婦だと、300万円 + 240万円 =
世帯年収として540万円。
と言うのが、”一般的”な日本の世帯になるでしょうか。
これで子育てをしていくのは厳しい気がします。

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